blueskycrawler’s blog

日記と読書の記録

「慟哭」貫井徳郎

読んだことあるような気がしていたけど読んだことなかった貫井徳郎の大作。めっちゃおもしろかった。


ふと○○は、自分がどうしようもなく孤独だという事実に思い至った。気づいてみれば、誰もいない。彼が必要とする人も、彼を必要としている人も、ひとりだっていやしない。これが勁く生きるということか。己に厳しくあれと心がけてきたのは、とりもなおさずこんな寂しい人生を生きるということなのか。だとしたら、おれはいったい今まで何をしてきたのだろうか。ククク、と自嘲の響きが口から漏れた。心底おかしくてたまらぬように、○○は肩を震わせて、いつまでも笑い続けた。

人間の一番の敵は孤独なのかな。僕も10年ほど独り。そろそろやばいのかもしれない。そんな気がした。

慟哭