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blueskycrawler’s blog

日記と読書の記録

「騎士団長殺し」村上春樹

村上春樹の久々の長編小説。相変わらずわけのわからない話だったけどめちゃくちゃおもしろかったし文章が美しい。


どうしてそんなにも楽観的になれたのだろう?というか、どうしてそんなにも愚かしくなれたのだろう?私の視野にはきっと何か生まれつきの盲点のようなものがあるに違いない。私はいつだって何かを見逃しているみたいだ。そしてその何かは常にもっとも大事なことなのだ。

好奇心というのは常にリスクを含んでいるものです。リスクをまったく引き受けずに好奇心を満たすことはできません。好奇心が殺すのは何も猫だけじゃありません

たとえどのような年齢であれ、すべての女性にとってすべての年齢は、とりもなおさず微妙な年齢なのだ。四十一歳であれ、十三歳であれ、彼女たちは常に微妙な年齢と向き合っているのだ。

壁はもともとは人を護るために作られたものです。外敵や雨風から人を護るために。しかしそれはときとして、人を封じ込めるためにも使われます。そびえ立つ強固な壁は、閉じ込められた人を無力にします。視覚的に、精神的に。それを目的として作られる壁もあります

この人生にはうまく説明のつかないことがいくつもありますし、また説明すべきでないこともいくつかあります。とくに説明してしまうと、そこにあるいちばん大事なものが失われてしまうというような場合には

「この世界には確かなことなんて何ひとつないかもしれない」と私は言った。「でも少なくとも何かを信じることはできる」

も、もしかしてやっぱり子どもが欲しかったなってことじゃないですよね村上さん。

騎士団長殺し村上春樹