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blueskycrawler’s blog

日記と読書の記録

「64(ロクヨン)」横山秀夫

再々再読くらいかな。たまに読みたくなる。読むたびにおもしろい。


組織内部のパワーゲームに正義も不正義もない。しかし警察官個々人の持ち場には厳然としてある。交番には交番の、刑事には刑事の、広報官には広報官の正義と不正義がある。
たまたまが一生になることもある・・。
わかった気がする。D県警の広報官は自分だ。一瞬であろうが一生であろうが、その事実は動かない。

組織への愛情とか仕事へのプライドとか。うらやましい。がんばろう。

64(ロクヨン)

「アメリカン・スナイパー」

イラク戦争で「史上最高の狙撃手」と呼ばれたクリス・カイルの一生を描いた物語。戦争映画史上最高の興行収入ということで「プライベート・ライアン」並みの衝撃を期待していたけど、戦争シーンもPTSDの描写もかなりあっさりだった。戦争映画というよりも愛する家族と仕事の板ばさみが主題な感じで、主演のブラッドリー・クーパーシエナ・ミラーもいい感じ。

アメリカン・スナイパー

「白ゆき姫殺人事件」湊かなえ

DTVで先に映画を見てしまった・・が、人のドロドロさ加減がおもしろかった。


白雪姫もシンデレラも、童話の中のお姫様はみんな、心もきれいでしょ。世の中の大半の人は、そんな物語を当たり前のように読んで大きくなったはずなのに、どうして現実の世界では、容姿の美しい人は性格が悪いって決めつけちゃうんだろうね。

容姿と性格は無関係と思うけど、容姿が目立つ方が噂になりやすいということか。

白ゆき姫殺人事件

「ジャッジメント」小林由香

合法的に加害者を被害者と同じ目に合わせられる「復讐法」のお話。とてもおもしろく、とても考えさせられた。


大切な人を殺された者は言う。
「犯罪者に復讐してやりたい」と。
凶悪な事件が起きると人々は言う。
「被害者と同じ目にあわせてやりたい」と。

殺人のような取り返しのつかない事件は、起きた後に何をどうしてももうどうしようもないのだなと思った。救えない。

ジャッジメント

「彼女がその名を知らない鳥たち」沼田まほかる

爽やかな良いタイトルだなと思ったらドロドロの不幸な恋愛の物語だった。どんだけ裏切られても同じような異性に惚れてまた裏切られる。だって人間なんて動物だもの。誠実さや性格より体臭とか見た目ってことあるよね。そんなお話。

彼女がその名を知らない鳥たち

「神様のカルテ」夏川草介

すごい。慢性的な人不足の末期的な地方の病院の日常をこんだけ明るく柔らかく描けるなんて。


救急車のサイレンは深夜でも途切れず、それを受け入れるのは、睡眠不足と低血糖の医者と経験不足の研修医だ。

学問を行うのに必要なものは、気概であって学歴ではない。熱意であって体裁ではない。

死にゆく人に、可能な医療行為全てを行う、ということが何を意味するのか、人はもう少し真剣に考えねばならぬ。

2日間寝てない経験不足な若手の内科医が深夜に外科的な救急治療をしている現実。ほんとに末期だ。

神様のカルテ

「検察側の罪人」雫井脩介

タイトルの通り検察の中の犯罪のお話。いやいやいやいやそうはならんだろうと思いつつとてもおもしろかった。仕事の矜持ってことかな。

検察側の罪人