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blueskycrawler’s blog

日記と読書の記録

「騎士団長殺し」村上春樹

村上春樹の久々の長編小説。相変わらずわけのわからない話だったけどめちゃくちゃおもしろかったし文章が美しい。


どうしてそんなにも楽観的になれたのだろう?というか、どうしてそんなにも愚かしくなれたのだろう?私の視野にはきっと何か生まれつきの盲点のようなものがあるに違いない。私はいつだって何かを見逃しているみたいだ。そしてその何かは常にもっとも大事なことなのだ。

好奇心というのは常にリスクを含んでいるものです。リスクをまったく引き受けずに好奇心を満たすことはできません。好奇心が殺すのは何も猫だけじゃありません

たとえどのような年齢であれ、すべての女性にとってすべての年齢は、とりもなおさず微妙な年齢なのだ。四十一歳であれ、十三歳であれ、彼女たちは常に微妙な年齢と向き合っているのだ。

壁はもともとは人を護るために作られたものです。外敵や雨風から人を護るために。しかしそれはときとして、人を封じ込めるためにも使われます。そびえ立つ強固な壁は、閉じ込められた人を無力にします。視覚的に、精神的に。それを目的として作られる壁もあります

この人生にはうまく説明のつかないことがいくつもありますし、また説明すべきでないこともいくつかあります。とくに説明してしまうと、そこにあるいちばん大事なものが失われてしまうというような場合には

「この世界には確かなことなんて何ひとつないかもしれない」と私は言った。「でも少なくとも何かを信じることはできる」

も、もしかしてやっぱり子どもが欲しかったなってことじゃないですよね村上さん。

騎士団長殺し村上春樹

出世は最高の退屈しのぎ

僕は会社ではほぼ出世頭(最近までずっと最年少管理職だった)かつ就業時間は管理職の中で最も少ない。

出世はコスパが悪い

何年も何年も同じ種類の仕事してると飽きません?出世すると新しい種類の仕事ができるんですよ。

「仕事の報酬はもっとおもしろい仕事」人生楽しいのが一番。出世はその強力な道具だと思います。

「闘うプログラマー ビル・ゲイツの野望を担った男達」G パスカル ザカリー

何年ぶりか・・もしかすると20年ぶりくらいに再読。やっぱりすごい本というか、デビッド・カトラーはすごい。


第一に、品質は、全員の信念でなければならない。トップの経営者から、いちばん下の助手まで、全員の信念でなければならない。経営陣の風向きをいつも気にする気弱な管理者に、用はない。品質面ですこしばかりのことをして、自分が大きな貢献をしたようにみせかけるエンジニアにも、用はない。品質を守るには、勇気が必要なこともある。わたしのプロジェクトのメンバーはだれでも、そのライセンスをもっている。不完全なまま出荷したいというばかがいれば、くたばりやがれと言ってやる

われわれは、ここに仕事をしにきている。腫れ物にさわるように、『調子はどうだい。今日はうまくできてよかったじゃないか。成功してよかったな』とか言って回るのがリーダーじゃない。われわれはこれで、カネをもらってるんだ。だから、全員がいつも、ベストを尽くすことを期待している。自分の仕事をこなすことを期待している。自分の仕事をして、いつもベストを尽くしていれば、文句は言わない。しかし、ベストを尽くさないんだったら、文句を言うしかない

バグを取れ。カトラーが考えていることは、ほとんどそれだけだった。どういう欠陥があって、周囲の人たちを傷つけることがあるにしろ、普通の生活のなかで仕事への集中をさまたげるものを片っ端から封じこめられるからこそ、すばらしい仕事ができる。普通の人たちに偉大な仕事ができないのは、めったにない仕事にとりくんでいるときですら、日常の習慣にとらわれているからである。月並みな仕事しかできないのは、才能がないからではない。意思に問題があるからだ。カトラーはそう考えている。この段階にきて、カトラーはチームの全員がたったひとつのことに注意を集中するようもとめていた。たったひとつのこと、それはバグである。

アラフィフで最先端のコーディングから巨大プロジェクトのPMまで。化け物か。やっぱりデビッド・カトラーはすごい。

闘うプログラマー ビル・ゲイツの野望を担った男達」G パスカル ザカリー

「レディ・ジョーカー」(ドラマ)

高村薫の原作はだいぶ前に何度か読んだけどドラマもとてもおもしろかった。日本の社会の暗闇の深さ、それでも正しいことをしてその報いを受ける人々。ふつーのサラリーマンとは縁のない正義の物語。

レディ・ジョーカー

「罪の声」塩田武士

グリコ森永事件をモデルにしたミステリ。「これは、自分の声だ。」・・設定がおもしろくて引き込まれた。

罪の声」塩田武士

「マークスの山」(ドラマ)

なんとなく見てみたらなんとなくおもしろかった。戸田菜穂の雰囲気がいい。原作を読み直してみようかな。

マークスの山

「マグマ」(ドラマ)

人生を賭けるに値する仕事。すばらしい。尾野真千子と長塚京三の雰囲気がとっても良かった。また原作読んでみようかな。

マグマ